絶対に退職してやる!介護職のよくある引き止め方法&対策を徹底解説

退職したいと上司に言ったら、みんなあなたのことを必要としてるから辞められたら困ると言われ引き止めにあってるんですけど、どうしたらいいですか?

かなかな辞めるに辞められなくて困っています…

管理人介護士りゅう

わかります。僕も引き止めにあって無駄な時間を使いましたからw

今回は引き止めにあったときの一般的な対処法と、具体的な引き止め事例を全てお話ししますので是非参考にしてみて欲しいです!

 

介護士によくある7つの引き止め方法

 

よくある引き止め方法
  1. 給料上げるから
  2. 次の人が見つかるまで待って欲しい
  3. 訴える!訴訟を起こすと脅迫
  4. 入居者もスタッフもみんなあなたのことが必要
  5. 忙しいからその話はまた今度
  6. あなたはどこに行ってもダメと人格否定してくる
  7. あのスタッフが嫌ならシフトや部署をかぶらないようにする

ここではよくある引き止めと、それぞれの対処方法までまとめています。

1.給料上げるから

 

給料上げるからと言われたときの2つの対処法
  1. 「すみません。もうすでに待遇のいい転職先を見つけていますので」
  2. 「今待遇を上げるというのであれば、どうして今まで上げていただけなかったんですか?申し訳ありませんが、よく悩んだ上で決めたことですので退職させてください」

 

これは本当によく言われますね。

待遇に対しての不満で辞める場合に言われるケースです。

2.次の人が見つかるまで待って欲しい

 

次の人が見つかるまで待って欲しいへの2つの対処法
  1. 「そうしたい気持ちは山々ですが、自分への負担が増えるのがこれ以上はきついです」
  2. 「心身への負担が多すぎて自分の生活に支障をきたしています。最後の日までは引き継ぎなども含めて一生懸命頑張りますので退職させていただきます」

こういうことを言う施設は今までまともに人が入ってきていません。

求人の連絡すらもなかなかきてないでしょう。

この言葉を真に受けてあなたの退職の時期を引き延ばす必要はないです!

3.損害賠償などを理由に訴訟を起こすと脅迫

 

訴訟を起こすと脅迫されたときの対処法&心得
  • 基本的に口だけのおどし。大前提としてもし訴訟されたとしても負けないので堂々とする
  • 「わかりました。そこまで仰るなら悲しいですが仕方ありませんので、訴えていただいて構いません」

 

業務に支障をきたすなどと言うふざけた理由で、損害賠償などといちゃもんをつけて脅してくるケースが稀にあるようですが、大丈夫です!

そもそも、退職すること自体が労働者の権利ですので、もし訴訟を起こされたとしても普通に勝ちます。

4.入居者もスタッフもみんなあなたのことが必要

 

みんなあなたのことが必要だと情にうったえられたときの2つの対処
  1. 「ありがとうございます。お気持ちは大変ありがたいのですが、よく考えた上に決めたことですので」
  2. 「私もみなさんこと好きですし、ありがたいです。けど私も自分の人生を生きたいです」

 

周りが自分のことを必要としていると聞くと嬉しいですよね。

事実、こう言ってねばられて退職を考え直す介護士さん結構多いです。

しかし、みんなが必要だと言われて残ってもあなたの退職したいという理由は消えるでしょうか?

辞めたいと思うほどなのであなたにはよほどの理由があるはずです。

ですから、利用者さんもスタッフもあなたのことが必要だと強く言われても、退職の意思はブレないようにしましょう。

5.忙しいからその話はまた今度と話を聞いてもらえない

 

忙しさを理由に逃げられたときの対処法&心得
  • 明らかに忙しくないときに話を切り出す
  • 「労働基準監督署に相談します」の一言を付け加える
  • 最終手段は本当に労働基準監督署に相談する

 

いざ退職の話を始めると、

「忙しいからまたその話は今度で」

とうやむやにされてしまうケースもあります。

その場合は、明らかに忙しくないタイミングを見計らって話を切り出すか、それでもまた逃げようとする場合は、

「話をしていただけないのであれば、労働基準監督署に相談します」

の一言を付け加えましょう。

それでもダメな場合は本当に労働基準監督署に相談するといいです。

6.あなたはどこに行ってもやっていけないと人格否定してくる

 

人格否定されて引き止めにあったときの対処法&心得
  • そもそも人格否定してくるような施設はモラルがダメな施設だから辞めてしまったほうがいい
  • 「ダメならダメであきらめがつきますので辞めさせていただきます」
  • 「自分の人生ですので、他のところでやっていけなかったとしても自己責任だと思いますので退職いたします」

 

否定的な上司のよくあるセリフ
  • このくらいでなに言ってるの?私(俺)の時代はもっとやってた
  • 根性がない
  • あなたは他のところでは絶対やっていけない
  • うちよりもいい施設なんてない
  • 辞めたら後悔するよ?ここでやっていけないならどこに行ってもやっていけない

そもそもこんな否定的なことを言って引き止めようとしてくる行為自体、人としておかしいです。

そんな人に今後もついていきたいと思わないでしょうし、心置きなくスパッと辞めましょう!

7.あのスタッフが嫌ならシフトや部署をかぶらないようにする

 

シフトや配置を考慮するという引き止めへの3つの対処法
  1. 「それはいつからですか?明日からすぐですか?今すぐでなければ退職させていただきます」
  2. 「1日でもかぶりたくないんですけどそれでも大丈夫ですか?それができないのであれば辞めます」
  3. 「いえ、もう一緒に仕事どうこうではなく、今までの積み重ねが耐えられませんので退職させていただきます」

嫌いな人とシフトをかぶらないようにすぐにできるかきくと、

「すぐには難しいが先々なら」

「できるだけ一部のシフトにはかぶらないようにするから」

のような確実性のない答えが返ってきます。

そんな悠長なこと言ってられるわけないですよね?

人間関係を理由に辞めるということは、その人と一緒にいるだけでもストレスということなんですから!

引き止めの体験談!管理人と先輩介護士たちの3つの具体例

 

管理人と先輩介護士AさんとBさんが実際にあった3つの引き止め
  1. 昇給とシフトの優遇
  2. とにかく頭を下げられて残って欲しいと頼み込まれる
  3. 嫌いな人を解雇すると提案

 

ここからは実際に僕自身が体験した引き止めと、お世話になった先輩介護士AさんとBさんの実際にあった引き止め方法を紹介します。

もちろん、引き止め方だけではなく、それぞれの実際に行った対処法も記載しています!

体験談① 昇給とシフトの優遇

 

管理人の引き止めされたあとに実行した3つの対策
  1. 「わかりました。一旦検討はしてみますが、それでも辞めるっていう考えが変わらなかった際にはよろしくお願いします」
  2. 第三者がきいても仕方のない理由をさらに強調する
  3. よく悩んで考えたが、それでも辞める意思は固いというアピールもする

上司が提案してきた引き止めの条件のライン画像はこれです。

いきなり固定給を何の理由付けもなく上げたりすると税理士に指摘されるという大人の事情があるようで、給料アップの内容が少しややこしかったですw

日勤になっても夜勤手当を名前を変えて勤務日数分支払うってw

あと僕が働いていた施設の住宅型有料老人ホームは介護保険の手当の対象外だったので僕は今まで処遇改善手当というものを一度ももらったことがありません。

そこで、施設側は処遇改善手当の対象である併設しているデイサービスに時々行ってもらい、処遇改善手当も払うと言ってきました。

僕の場合は一旦検討しますという受け止めてしまったのですが、前もって必ずこの一言だけは忘れないようにしました。

管理人介護士りゅう

わかりました。一旦検討はしてみますが、それでも辞めるっていう考えが変わらなかった際にはよろしくお願いします。

この一言を前もって布石として伝えた後日に上司に再度退職の意思表示のラインをしました。

体験談② とにかく頭を下げられて残って欲しいと頼み込まれる

先輩介護士Aが行なった対処法
父親が胃癌になって手術が必要。そうなると長男である自分が実家の農業を継がないといけない

この先輩は上司が頭を下げまくって引き止められて断れなくて残ってしまいました。

それでも本人の不満が解消されたわけではありませんので、お父さんが胃癌になり自分しか実家を継ぐ人間がいないという理由で退職することができました。

さすがの施設側も、実家を継ぐのを諦めて残って欲しいなんて言えないので、1つの上手な事例ですね!

体験談③ 嫌いな人を解雇すると提案

先輩介護士Bが行なった対処法
「いえ、そういうことではないです。そこまでしなくていいのでとにかく辞めさせていただきます」

人間関係を理由にした退職を切り出すと、嫌いな人を解雇すると社長が思い切ったことを言ってきた事例ですw

この正社員が法律で守られている時代にとても勇気ありますよねw

けど、確かに先輩Bは周りからの信頼もかなりありましたし、仕事もできる女性でした。

だからクビにした社員から訴えられるリスクを負っても会社としてはその人を残したいとなる気持ちはわからなくもないです。

先輩介護士Bはその社長の提案をお断りし、とにかく退職しますと押し切って辞めました。

絶対に何を言われても辞めると気持ちがブレなかった事例です。

引き止められ、辞めさせてもらえないとあなた自身に起こる問題がある

 

引き止めによってあなたに起こる2つの問題
  1. 毎日働くのがストレスで嫌々働くようになる
  2. あなたの人生の大切な時間が無駄になる

実際に引き止めに応じてしまうと、結局いやいや働くことになります。

そうなると仕事も苦痛ですし、プライベートでもずっと仕事への不満で頭がいっぱいになります。

そんなことで毎日悩むのは苦しくないですか?

あなたはあなたの時間や人生を大切にするために自分の時間を費やすべきです!

退職希望の介護士を引き止めをする施設に対して管理人が思うこと

 

引き止めようとする施設に言いたいこと
  • 施設側は介護士の不満が爆発する前にその不満の改善に取り組むべき
  • 引き止めをする介護施設がとても多いから問題
  • 辞めると言ったらなんとかしようとするなんて不信感しかわかない
  • 無理やり引き止めると無断退職する人も出て現場が迷惑
  • 介護士への配慮を怠る施設はなくなったほうがいい

管理人の僕自身、鬱陶しい引き止めにあったのでわかりますが、引き止めをするような施設は最初から介護士の不満が爆発しないようにするべきだと思っています。

介護職の世界では退職希望者に対して引き止めがとにかく当たり前のように行われています。

現場でしっかりと仕事をしていれば介護士がどのようなことで不満を持つのかよくわかります。

僕も介護士としてかなりブラックな労働をしていたので、介護士がどのようなときに不満やストレスを感じるのかわかりますし。

それなのに引き止めのときになって改善案を提案してきたり、挙げ句の果てには人格否定をするような管理者もいて全く筋が通っていません。

例えば、辞めるというと給料を上げると提案されたときの僕の率直な気持ちは、

管理人介護士りゅう

辞めると言ってから給料上げるくらいなら最初から上げてよ…

このように、逆に不信感しかわきませんでした。

人手不足だから人員が必要で仕方ないという意見もありそうですが、人員調整については介護士の責任ではなく経営者、施設側の責任です。

介護士たちの不満、ストレスを見て見ぬフリをした挙句に辞めたいというと引き止めたりとやってることはめちゃくちゃです。

そして辞めさせないことによって、無断で急に来なくなるスタッフだって出てくるのでそのほうが余計に現場が混乱します。

介護士がストレスを感じず心に余裕を持ててこそ、入居者さんへのケアがより良くなるんです。

幸せに働く介護士を増やすことができない施設は、厳しい言い方になりますが、施設の運営をするべきではないと個人的には思っています。

引き止めに疲れた介護士さんへは派遣がオススメ

 

引き止めに疲れた介護士さんへ派遣がオススメな2つの理由
  1. 派遣は引き止められることが絶対にない
  2. 施設側の管理者と直接辞めるか継続するかのやりとりをする必要がない

 

この画像のように1ヶ月くらい前になると勤務継続の更新をするのかきかれます。

自分が働きにくい施設であれば、更新しないと伝えて終わりです。

理由は、派遣介護士は派遣会社から雇われている形で、施設側から直接は雇われていません。

ですから施設側と辞めるかどうかのやりとりをする必要がないですし、施設側から引き止め行為をすることは基本的に禁止だからです。

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介護職へのよくある退職の引き止め&対策まとめ

今回の記事では、具体的な引き止め方法とそれぞれに応じた対策までまとめました!

施設側は職員を引き止めるためにあれこれ言ってきます。

しかし、足りない人員を確保できていないのも、介護士が退職を決意するくらいの不満を解決できないのもそもそも施設側の責任です。

あなたの責任ではありません。

逆に、あなたが責任を感じていつまでも辞めたい施設にい続けることによってそのままでもなんとか運営ができてしまうと、施設はその状況でなんとかやっていこうとします。

要は、あなたのように辞めにくいながらに頑張る人に甘えるということです。

僕もブラック介護施設での3年間の時代は本当に会社からいいようにあつかわれていました。

その結果、心体両方ボロボロになって毎日が辛かったです。

だからこそいい条件をちらつかされて引き止めにあっても、ブレることなく辞めることができました。

今では派遣介護士として給料も上がり、変な残業や休日出勤もなく充実して働けています。

僕も自分の人生を大切にしたかったから押し切って辞めたように、あなたにも介護士としての人生を大切にして欲しいです。

介護のお仕事はやりがいと大変さがとても明確にあるお仕事なので、その中でもあなたには自分らしく働ける環境を選んで欲しいと思っています。

僕のようにボロボロにならないためにも。

新しい未来のために一歩踏み出そうとしているあなたを僕は同じ介護士として応援しています。

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