【マジやばい】介護職が退職する10の理由と幸せな介護士になる方法

厚生労働省によると、介護職員の採用率が21.8%に対して、離職率が16.8%というやばい数字が出ています。

つまり採用してもほとんどが辞めてしまうという現実。

しかし、このような厳しい状況の中で、働きやすい戦略をとって介護士を続けている人も実は結構いるんです!

今回の記事では、生々しい退職理由をすべてまとめました。

それだけでなく、厳しい現実の中でも介護士として幸せに働く方法を現役介護士が提案します。

介護職の退職理由ランキングトップ10

 

よくある介護士の退職理由トップ10
  1. いじめ、陰口、パワハラなどの最悪な人間関係
  2. 仕事量が多くて給料が低い!全然割に合わない!!
  3. 休日が少なくてきつい
  4. 妊娠、あるいは子育てとの両立ができない
  5. 経営者の考え方、やり方についていけない
  6. 残業が多すぎ
  7. 腰痛、もしくは心が病んでいく
  8. キャリアップができないので昇給もしにくく仕事内容も変わらないから
  9. もともとなにかしらの病を抱えて入社してきているので自己管理が難しい
  10. 今よりもいい求人を見かけて転職を実行する

まずは介護士がどんな理由で辞めていくのか現役介護士がリストアップしました。

1.いじめ、陰口、パワハラなどの最悪な人間関係

この理由が圧倒的に1位です!!

人が辞めてしまう原因になる人は下記のような傾向があります。

 

人を退職に追い込むタイプ
  • 陰口や悪口
  • 人や性別によって態度が変わる
  • 人のミスを強く責める(人によってはパワハラ)
  • 機嫌がいいときと悪いときの接し方が違う(公私混同)
  • 仕事の邪魔をしてくる(空気を読めず無駄話をきかせてくるなど)
  • 細かいことに嫌味を言う(自分のミスはなたにあげて人のことばかりなど)

圧倒的な退職の理由1位は最悪な人間関係なんです。

でもこれって介護以外の業界でも結構共通していることで、人間関係で辞める人が多いというのはよくきく話。

これらのタイプが管理職とかだったらもう最悪ですよ…。

公私混同する人は周りにも迷惑をかけますからね。

2.仕事量が多くて給料が低い!全然割に合わない!!

 

仕事量だけが増えて割りに合わなくなる事例
  • 入居者への失禁や徘徊などの対応で記録や掃除などの業務が遅れる
  • 1人で何人もの入居者を見てないといけなくて仕事が進まない
  • 電話や来客対応など、介護士でなくてもいい仕事をやらされる

 

介護士は単にお給料が少ないから辞めるというよりも、ブラックな環境下での仕事量が多すぎて辞めるというのが正確な表現なんです!

仕事量だけではなくて、人の健康や命を管理するという責任がある仕事だと思うと、介護業界は報酬については反比例しています…

責任が増えるのに給料が増えないってどうなの?

3.休日が少なくてきつい

 

介護士が十分な休日をとれない事例
  • 夜勤明けが休み扱いで次の日は普通に日勤出勤
  • 「人がいないから出勤してくれ」といった急な休日出勤の無茶ぶり

休みの日すらもゆっくりさせてもらえなかったら、自分のプライベートも充実させにくいですし、心身のバランスも崩れて体調を壊しやすくなります。

介護士さんの中にはもうその状態が当たり前と思い込み、あきらめていて、ある種の洗脳をされているような方々もいますが、僕が自信を持って断言します。

その状態は当たり前ではありません!今すぐその職場は辞めましょう!!

4.妊娠、あるいは子育てとの両立ができない

これは仕方のない理由ですが、介護士は女性が多い職種なので、妊娠を機に辞める人は多いです。

僕が実際に見てきた女性は2人目や3人目を妊娠をして退職するという人が多かったですね。

職場によっては妊婦さんでもできる仕事のみをさせて出産のギリギリまで配慮する職場もあるようですが、さすがにそれも限界があるでしょう。

5.経営者の考え方、やり方についていけない

 

介護士が持つ経営者への不満
  • 経費の使い方がおかしい
  • 施設の考え方や理念と自分の介護への考え方の不一致
  • 人材が足りないにも関わらず、ドンドン手のかかる高齢者を入れる
  • 今ある施設がしっかりしてないのにも関わらず、別の施設を建てたり、別の事業に手を出す

人員のバランスの不満については、他の介護士さんたちからもよくきいてます。

一生懸命働いても、経営者のスタンスと自分の働き方や考え方があわなければ結局それが離職につながります。

6.残業が多すぎ

 

介護職が残業になる事例
  • スタッフの少数の人数に対して仕事量が多すぎて仕事が終わりにくい
  • 就業時刻になってから申し送りさせられる

介護士は人手不足なのにイレギュラーな仕事がおきやすいです。

例えば、記録を書いたり、掃除をしたりという業務が残っているのにも関わらず、高齢者が失禁をしてその後始末をしたり、他のスタッフから自分の業務とは関係のない仕事をお願いされたりなどなど…

人員が足りていればお互いをフォローしあって仕事もはかどるのですが、下手したらこれらの仕事を1人でこなさないといけなくなります。

そうなると、仕事が終わらないので結局のところ残業になるんです。

7.腰痛、もしくは心が病んでいく

 

カラダとココロがボロボロになって辞める理由
  • 足腰が痛くなったり、腰痛になりやすい
  • 不規則なシフトとストレスでメンタルヘルス管理が難しい

僕が知っている女性の介護士さんは腰痛がひどくなって離職しました。

身体が大きくて力の強い男性利用者を介護するには身体への負担が大きかったとのことです。

あとは心身の不調ですね。

多すぎる仕事、不規則な生活、お金の不安、暴言や暴力をふるう利用者…

そんな環境の中にずっといたらそりゃしんどくなりますよ。

現に僕はうつ病の介護士さんを何人も見たことがあります。

8.キャリアップができないので昇給もしにくく仕事内容も変わらないから

 

キャリアアップがしにくい事例
  • 具体的なキャリアアップのシステム自体がない
  • 古い人がずっと管理者のポジションをとっている
  • 施設が家族経営なので、管理者が身内の中から選ばれる

キャリアップできなければ昇給の可能性もうすいですし、仕事内容もいつまでも変わらずマンネリ化してきます。

特に男性であれば仕事をもっとやりがいを持ってやっていきたいとか、将来の結婚のことなどを考えたりするとこれは当然でしょう。

9.もともとなにかしらの病を抱えて入社してきているので自己管理が難しい

介護職員にも多い病
うつ病をもっていながらも働いている介護士は多い

僕の昔勤めていた施設は入ってくる社員のほとんどがなにかしらの精神疾患をかかえている人ばかりでした。

特にうつ病が多かったですね。

あとはアルコール依存症とか。

難しい疾患ですので、うつ病で苦しんでるときは仕事を続けていくのも難しいですね。

10.今よりもいい求人を見かけて転職を実行する

より良い職場へ転職する人の傾向
いい職場へ転職した先輩は求人情報と面接でしっかり条件を確認してから転職している

隣の芝生は青いという言葉があるように、もっといい場所があればそこに転職したくなるのではないでしょうか?

今のは僕の事例ですが、ブラック介護施設時代にお世話になっていた先輩とやりとりしていて、やはり待遇いい環境へ転職すると全然違うようですね。

このように、今よりもいい条件の場所に転職を求めて離職する介護士も結構いますよ!

退職者が多い現実について管理人が介護士として思うこと

僕が実際に介護士として働いていて多くの退職者を見送ってきましたが、ほとんどの退職理由はだいたい決まっています。

これは僕でなくても現場にいればわかることですので、それならそれで先に対策は打てないのか?と思っています。

問題のある正社員のスタッフを解雇したりするのは難しいとしても、スタッフのモチベーションが上がるような昇給システムをつくったり、スタッフの人数や能力に合わせて入れる入居者の内容を制限するなど、できることは山ほどあります!

介護保険制度があるから昇給が難しいという意見もあるかもしれませんが、

  • 特定の管理職が一般の3倍もの給料をもらっている
  • 正社員の倍の人件費がかかると言われている派遣を雇っている
  • 辞めるというと給料を上げると言ってくる

これらの現実を今まで見てきたので、難しいという意見については僕はとても疑っています。

いずれにせよ、スタッフが働きやすいような職場を普段からつくっていくことが大切です。

本人が辞める決意をしたあとでははっきり言って遅いですよ。

管理人の僕が介護職を退職した理由

 

管理人が前の施設を退職した理由
  • 介護派遣の転職案件を調べまくっていい転職先を見つけたから
  • 夜勤専従になって持病のパニック障害が悪化しメンタルをやられた
  • どれだけの期間働いてどれだけ仕事ができるようになっても昇給がなかった
  • 辞めるという話をすると、今まで一切なかったのに急に昇給の話を持ち出して余計に不信感につながった

ようするに、お金と自分の体調の考えてのことですね。

仕事をしない人たちと給料が同じなんておかしいと思いますし、心身ともに疲弊してボロボロになったので…

介護士として幸せに働くにはまずは派遣がおすすめ

これらの退職理由を見ると、介護士を続けられるか不安になり、なかなか最初の一歩を踏み出せなくなりますよね。

それは普通の感覚だと思いますし、僕だってあなたの立場なら同じ気持ちになります。

でも大丈夫。これだけ厳しい現実があってもまずは派遣介護士からスタートさせればいいんです。

派遣介護士のメリット
  • 高時給
  • 社会保険あり
  • 基本的に残業なし(残業がある場合はきちんと手当がつく)
  • 自分がしんどいと思ったら辞めたり別の職場を見つけやすい
  • 職場に言いにくいことやトラブルでも、派遣の担当者に相談ができるので安心
  • 派遣会社は契約先の施設の情報を持っていたりするので、人間関係のことも事前に確認しやすい

正社員介護士だと職場のいいように使われたりして心身ともに疲弊しますが、派遣介護士は派遣会社の人間なので、施設も自分たちいいようにはあつかえないのです。

自分のことを大切にしながら毎日笑顔で働ける介護士が増えることを僕自身は心から望んでいます。

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介護職の退職理由とその後の対策まとめ

今回の記事は介護士が退職する理由とその後のキャリアについて書きました。

よくある介護士の退職理由トップ10
  1. いじめ、陰口、パワハラなどの最悪な人間関係
  2. 仕事量が多くて給料が低い!全然割に合わない!!
  3. 休日が少なくてきつい
  4. 妊娠、あるいは子育てとの両立ができない
  5. 経営者の考え方、やり方についていけない
  6. 残業が多すぎ
  7. 腰痛、もしくは心が病んでいく
  8. キャリアップができないので昇給もしにくく仕事内容も変わらないから
  9. もともとなにかしらの病を抱えて入社してきているので自己管理が難しい
  10. 今よりもいい求人を見かけて転職を実行する

僕はブラック施設で働いて、心身ともに、そして経済的にもしんどくて離職しました。

今は派遣介護士として定時でしっかり帰れて給料も良い生活をおくれています!

正社員時代にはこんなの考えられませんでした。

けど、僕よりもきつい介護士さんたちがいることももちろん知っています。

頑張っても報われない、好きな仕事なのに人間関係が悪いなど苦労が絶えないですよね…

あなたがもし劣悪な環境で働いているならそれはあなたのせいではありません。

僕みたいにボロボロにならないように、今すぐそこから逃げてください!!

あなたはあなたらしく働けるステージで頑張るべきです。

僕は世の中でがんばっている介護士さんには本当にいい環境で働いて欲しいと思っています。

そういうのが当たり前の世の中にするためにも、このブログを通じて僕は声をあげていこうと思っています。

あなたのような素敵な介護士さんが世の中には必要です!僕は応援しています。

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