サービス残業をしたくないあなたが上司に相談するための4ステップ

「毎日のようにサービス残業になって体力的にキツイ…」

「上司に話そうと思うが、理解してくれるだろうか‥」

管理職にネガティブな要素があることは相談しづらいですよね。

今回はサービス残業の件について上司に相談する方法をステップ形式でお話しします!

ただし!これは普段から話に聞く耳を持ってくれる上司限定です!

体育会系のようなノリでサービス残業をいつも正当化している上司には絶対にしないでください。

その後が気まずくなるので!

上司に相談の仕方4ステップ

上司への相談方法
  1. 感応的にならずサービス残業について具体的な要望を出す
  2. この状態が続くなら退職も考えていると話す
  3. 具体的な対策や返答はその場でもらう
  4. あとはお互いに合意するか否か

ステップ1:感応的にならずサービス残業について具体的な要望を出す

要望を明確にしてから交渉する文言の事例
  • 「そもそも残業をしたくありません」
  • 「残業代を払っていただけるなら残業できます」
  • 「残業にならないような仕事の裁量を普段から整えて欲しいです」

まずあなたがサービス残業に対して具体的にどうして欲しいのかを伝えましょう。

理由は、具体的な理由によって解決策が全然変わってきます。

もう1つは、相談を受けた上司が「で?どうしたいの?」となってしまうからです。

そうなると、え〜と…つまり、などと詰まってお互いに話が進まなくなります。

管理者も忙しいですし、話がスムーズに進まないとただ気まずい空気が流れます。

そうならないためにも、具体的な理由を明確にしてハッキリ伝えましょう!

どうして欲しいのか?どこまでなら譲歩できるのか?

まずはこれらを自分の中で明確にしてからがスタートです。

ステップ2:この状態が続くなら退職も考えていると話す

 

具体的な文言の事例
  • この件についてお互いに不都合が生じるのであれば私としては退職も検討しています。
  • 畏まりました。その条件では私としては厳しいので退職させて頂きます(上司の言い分や交渉の条件に納得がいかなかった場合)

 

必ず退職はチラつかせましょう!

あなたが上司にとって辞められたら困る存在であれば、何かしらの妥協案を提示してくる可能性は十分あります。

もしここで「そんなことではどこに行ってもやっていけないよ」という上司であればこの時点で退職を決意しましょう。

この言葉を使うということはキツイ環境は当たり前という考え方ですから、問題と向き合う意思がないことがわかります。

上司がそんな感じでは、その環境が変わることはまず難しいので、相談は諦めましょう!

ステップ3:具体的な対策や返答はその場でもらう

 

具体的な返答をその場でもらうべき2つの理由
  1. 時間が経つと忘れられる可能性がある
  2. そのままなかったことにされ時間だけが過ぎる可能性がある

 

上司も人間なので、現場やったり事務作業したり忙しいと忘れてしまうことだってあり得ます。

それ以上に最悪なのは、覚えてはいても後日返答すると言っておいて、そのままなかったことにされるパターンです。

こうなっては今か今かと返答を待っていてもいつまで経っても返答がないなんてことが起こります。

あなたの時間を無駄にしないためにも、その場で考えてもらって具体的な返答は必ずもらいましょう!

ステップ4:あとはお互いに合意するか否か

上司の方があなたの要望を飲むのか、それともお互いに話し合った妥協案で合意するのか。

ここで、合意にならず決裂した場合には次に話す3つの手段をとりましょう!

上司に相談してもあなたの意見が却下された時の3つの道

 

優先度が高い3つの選択肢
  1. 転職(オススメ)
  2. 業務改善を求めるなら労働基準監督署
  3. 残業代の請求をしたいなら弁護士

1.転職(オススメ)

別の職種で探す場合の2つの基準(オススメ)
  1. 年収な給料が明確
  2. 残業代込みもしくは年俸制を採用しているところはNG

 

年収を見る理由は、単純計算で残業の有無を把握するためです。

基本給×12+賞与と計算するとします。

その結果、それでも年収額に届かないということは残業代が出ているということが予想できます。

こちらのケースはまだ残業代が支払われている分、まだ良いんです。

さらに問題は、年俸制です。

年俸制は一見高いようにも見えるのですが、みなし残業代を含めているケースもあるんです。

そのため、大きな金額に見えても注意しないと過酷な職場就職してしまうことになるので気をつけましょう!

 

介護職として転職先を探すときの6つの基準
  1. 残業代をつける(サービス残業をさせない)
  2. 有給休暇が問題なくとれる
  3. 無茶な休日出勤をさせない
  4. 人間関係を理由に退職する人が少ない
  5. 上司が仕事をきちんとし、パワハラをしない
  6. 同僚のチームワークが整っていてお互いにサポートし合う

 

これらのさらに詳しい話は>>ホワイト介護施設の特徴に書いていますのであわせてご覧ください。

2.業務改善を求めるなら労働基準監督署(ダイジェスト版)

 

労働基準監督署を使う5ステップ
  1. できるだけ証拠集めをする(タイムカードのコピーや労働条件通知書など)
  2. 残業代の請求書をネット上でコピーして内容と支払い期日を記載する。
  3. 郵便局にて簡易書留で送る(絶対)
  4. あなたの書いた支払い期日までに支払いがされなかった場合、その期日の翌日に労働基準監督署に連絡する
  5. 労働基準監督署が施設へ直接調査と指導を実施

労働基準監督署は職場に違法な労働について直接指導をする機関です。

ただし、それなりに証拠を集めた方が先方も調査がしやすいです。

さらに詳しいことは>>介護士がサービス残業で苦しめられた時に取るべき方法の記事で書きましたのであわせてご覧ください。

3.残業代の請求をしたいなら弁護士

労基でワンクッションおかずにすぐにでも残業代を請求したいのであれば裁判の準備をしましょう!

集めておいた方が良い証拠リスト具体例
  • PCログのデータ
  • 勤務状況がわかるメモや日報
  • メール
  • 雇用契約書
  • タイムカードコピー
  • 業務日報
  • 警備記録
  • 給与明細

残業代を勝ち取りたかったらできる限りの証拠を揃えて弁護士さんにお願いしましょう!

ただし、デメリットとしては弁護士さんの考え方や性格によっても引き受けてくれるかどうか判断が別れる場合があります。

例えば、勤怠状況の開示請求をして職場から証拠を引き出してくれる弁護士さんもいれば、証拠が不十分な状態ではやっても意味ないと断れれるケースもあります。

いずれにせよ、弁護士さんの判断を仰ぐためにまずは相談してみましょう!

職場で良好な人間関係を築く3つのコツ

タイトル
  1. 適度な距離感を保つ
  2. あいさつ、お礼、謝罪は大切
  3. できるだけハキハキと会話する

1.適度な距離感を保つ

仲良くなるのは良いことですが、仲良くなりすぎるのはオススメしません。

理由は慣れすぎてしまってお互いに礼儀を忘れ、人間関係のトラブルになりやすいからです。

それに一緒にいると職場の同僚や上司の愚痴や不満を一緒に言いかねません。

それに参加してしまうのもNGで、誰かどこで聞いてるかわかりませんからね。

仕事上で社会人としての最低限のマナーは守りながら接していくのが1番です。

2.あいさつ、お礼、謝罪は大切

「顔を合わせてもあいさつなし」

「何か仕事で協力していただいた時なのにお礼なし」

「自分に非があっても謝罪せず言い訳ばかり」

もしあなたがこんな特徴があったらどうでしょうか?

これは社会人としてというよりも人として大切な部分です。

もしあいさつ、お礼、謝罪の大切さが抜けていて、上記のような事例であれば問題です。

あなたという人間性が誤解され、悪く言われたり、評判が落ちてしまいます。

そうなると、仕事で支障が出るのは言うまでもありません。

え?あいさつ、お礼、謝罪、そんなの当たり前?

当たり前のことを当たり前にできるというのは実はとても大切なことなんです。

3.できるだけハキハキと会話する

暗いイメージを与えてしまうと誤解されやすいです。

無理やり明るく振る舞うのは苦手という人もいるでしょう。

いきなり元気な自分を演出したりすると疲れてしまいます。

それならいつものプライベートの自分よりも少しだけハキハキするように意識してみましょう。

それが慣れてきたらもう少し上げてみるといったように、少しづつやっていけば大丈夫。

あなたの印象を下げないためにハキハキした明るさは大切です。

あなたのせいじゃない!能力不足という洗脳は信じるな

あなただけじゃなくて周りにもサービス残業をしている職員いませんか?

そうなると能力不足の社員だらけの会社ということになります。

それが本当だとしたら、そんな施設が経営をずっと継続できるわけないでしょう?冷静に考えたら危なすぎますよ!

サービス残業をさせてその場しのぎをしてるだけ!

能力不足という言葉を使ってあなたのせいにして、ごまかそうとしています。

そもそも、サービス残業をしてくれてる社員のおかげで運営がなんとかなってるのであれば、そういう心ない言葉をかけるのはおかしい!

感謝されることはあってもこちらのせいにして責任逃れをするな!と言いたいですね。

仕事量のバランスの采配も上司、もしくはトップの責任

人員数や各々が持っている能力に対して仕事量の比率が割に合わない場合、その調整をするのも管理者側の責任です。

末端社員にその権限はないので。

それを本人の意思とは関係なくサービス残業を行うよう指示したり、見て見ぬフリして黙認する上司は最低です!

管理者としての責任は果たさずに部下へは過剰は仕事を押し付ける。

そんな上司の下で働くのは必ず不幸になるのでやめておいた方がいいですよ。

将来、病んでしまうのが目に見えてます。

サービス残業をしたくないあなたが上司に相談する為の4ステップまとめ

今回は上司にサービス残業についての相談の仕方についてまとめました。

上司への相談方法
  1. 感応的にならずサービス残業について具体的な要望を出す
  2. この状態が続くなら退職も考えていると話す
  3. 具体的な対策や返答はその場でもらう
  4. あとはお互いに合意するか否か

これらのステップでもダメだった場合は次の3つのどれかを行動に移しましょう!

相談してもダメだった時の取るべき行動
  1. 業務改善を求めるなら労働基準監督署
  2. 残業代の請求をしたいなら弁護士
  3. 退職&転職

サービス残業なんて言葉は綺麗そうに作ってますが、単なる違法残業です。

そんな違法なことをしている会社に、あなたの大切な時間をサービスする必要はありません。

泣き寝入りするようなことがないよう、まずは上手く上司に相談して今度のあなたがどうするべきかを決めましょう。

そんなあなたを、応援しています!

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